Thursday, April 27, 2006, 09:14 AM ( 9092 views )
以前、ちょっと変わった形のあんこを作りました。写真で見た印象はどうでしょう? ぐにゃりと曲がって変に見えますか?
設計者の意向で柱から破風板が出るというデザイン、そしてその柱にたて樋を下ろすという設定、軒樋とたて樋をつなぐのは京式のボウズあんこで、というあまり多く例のない仕事内容でした。
珍しいという感想をいただければ幸いです。
普通、あんこはこのようにスッキリとまっすぐな物ですが、このようなものでも、割とシッカリ人の手はかかる物で・・・。
(あんこ製作記)
職人の技は簡単に見えるほど簡単ではなかったりします。熟練者の技はスムーズに流れていく為、美しく、簡単そうに見えたりします。
私などは、まだまだ、その域には達していないでしょう。おそらく難しそうなことやってるな、って近くで見ている人は思うのではないでしょうか?
「へー、簡単そうだな。」と感嘆の感想をいただけるようになれたら幸せなことだなあと思います。
アップしたこの2点の写真は同じ現場のものです。
現場はカリフォルニア。
とっても素敵な縁で仕事をすることができました。
この現場で製作したあんこの数は15個。
とってもありがたい経験をさせて頂きました。
日本から持って行った型は役に立たず、現場で型起こしからはじめなくちゃならなかったのは、骨が折れたけど、おかげさまで、上達があったと思います。
また、こんな仕事したいなぁ、と思う今日この頃です。
林田 憲和
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Sunday, March 19, 2006, 11:07 PM ( 44 views )
ある大きな現場で、数ヶ月大工さんと共同生活をしていた事があります。
素朴で丁寧な手をもつ素敵な大工さんでした。
ある日、彼と共同生活をしているアパートへ仕事現場から帰ってくると、アパートの外の階段が新しくなっていました。
私が、疲れた足取りでそのステップをよろよろとのぼった後ろで彼は叫びました。
「えっらい、傾いた階段だな!」
えぇ?そうだったかなと、一旦登り終えたその階段に戻ってみると、確かに傾いている。
外の階段だし、コンクリートを適当に盛ったのかも知れません。雨水が溜まらないよう、わざと勾配をつけたのかも知れません。
疲れていたのは確かにそうなんですが、足の裏の水平感覚って屋根の上が日常の板金屋には無いのかも知れないな、なんて思わされたエピソードです。
足で、微妙な水平具合を見ることは出来ませんが、屋根の上に長時間いても疲れないのが板金屋の足です。
何かに特化すると何かを失ってしまうのかも知れませんね。
そういった、何気ない職人の特徴っていうのが実は、積み重なってプロの技足りえるのかも知れません。
板金屋が大工の真似事をして床を仕上げようとしても上手く行かないのでしょうね。
もちろん、同様に板金屋以外の職種の人が板金屋の仕事をしても何なりと不具合を生じさせてしまうのでしょうけれど。
”もちは餅屋”という言葉が昔からありましたね、日本には。・・・そういえば、昔から。
林田 憲和
Sunday, March 19, 2006, 10:26 PM ( 36 views )
3/20発売のナイスリフォーム紙に広告が載りました。
野村様、野口様には大変お世話になりました。この場をお借りして感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。
ナイスリフォーム紙を読んで当サイトへ飛んできていただいた皆様、まことにありがとうございます。まだまだ拙いサイトですが、皆様の質問、疑問、ご要望によってよりよい物になっていくのではないかと思っています。
たまたま、どこかから当サイトへお立ち寄りになられた方、どういった経路でここへ来たのか是非お聞かせ下さい。よろしくお願いします。
色んな疑問、質問などございましたらお気軽にコチラへお寄せ下さい。
もちろんメールも大歓迎です。
林田 憲和
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