ブログ@屋根とい.com

Thursday, May 4, 2006, 12:58 PM ( 68 views )
 入り口は”わしぺー” というホームページでした。

 いい感じの洒落っ気が心地よく、私の趣味サイト(西の東屋 )の固定リンクにさせて頂き、頻繁に拝読していたのですが、そのページのウェブマスターである、マスナガさんがブログ(この人の頭ん中)を始められました。

 わしぺーと同様の素敵な文体と、為になる話題、茶目っ気で少し飾られた日々更新の短い文章にすっかり引き込まれ、ほぼ、毎日のように巡回し、時にはコメントを入れたりしていたわけです。

 彼の人間性にすっかり惹きこまれた私は、日々更新される記事を読み解くにつれ、彼がどうやら”マスナガ レイ”という名である事、広島在住で、広島を愛している事、メディアサプライズという会社の主要メンバーである事を知りました。

 で、メディアサプライズという名をgoogleで検索してみると、驚いた事に、以前趣味サイトで取り上げた早起きサポート.com というサイトの仕掛け人だったわけなんですね。

 そんなこんなで、一方的にですが親近感を増してきた矢先、かのメディアサプライズが新企画を始めるという事を知りました。

 その新企画、それが

起業コネクション

 まだ、生まれたての企画で、参加者も多くはありませんが、大きな可能性を秘めた企画であると思います。

 可能性に惹かれた以上に私は、何と言うか、不思議な縁を感じたので、登録をさせていただきました。

 マスナガさんは自身のブログで、こう述べておられます。

 「人生の豊かさとは結局のところ どれだけ良いご縁に恵まれるかで決まるのではないか と思っている。」、と。

 本当にその通りだと思います。

 人間一人に出来る事は余りに少なく、拙く、貧しい。

 素敵な出会い、めぐり会いを大切にする事で、いつの間にか素晴らしい結果がついてまわる、それが人の世なのではないかと思います。

 たくさんの日本中の企業家の皆さんがこの企画に参加し、素敵な出会いが多く生まれますように、と望みます。

Thursday, April 27, 2006, 09:14 AM ( 9042 views )


 以前、ちょっと変わった形のあんこを作りました。写真で見た印象はどうでしょう? ぐにゃりと曲がって変に見えますか?

 設計者の意向で柱から破風板が出るというデザイン、そしてその柱にたて樋を下ろすという設定、軒樋とたて樋をつなぐのは京式のボウズあんこで、というあまり多く例のない仕事内容でした。

 珍しいという感想をいただければ幸いです。



 普通、あんこはこのようにスッキリとまっすぐな物ですが、このようなものでも、割とシッカリ人の手はかかる物で・・・。

 (あんこ製作記)

 職人の技は簡単に見えるほど簡単ではなかったりします。熟練者の技はスムーズに流れていく為、美しく、簡単そうに見えたりします。

 私などは、まだまだ、その域には達していないでしょう。おそらく難しそうなことやってるな、って近くで見ている人は思うのではないでしょうか?

 「へー、簡単そうだな。」と感嘆の感想をいただけるようになれたら幸せなことだなあと思います。

 アップしたこの2点の写真は同じ現場のものです。

 現場はカリフォルニア。

 とっても素敵な縁で仕事をすることができました。

 この現場で製作したあんこの数は15個。

 とってもありがたい経験をさせて頂きました。

 日本から持って行った型は役に立たず、現場で型起こしからはじめなくちゃならなかったのは、骨が折れたけど、おかげさまで、上達があったと思います。

 また、こんな仕事したいなぁ、と思う今日この頃です。

林田 憲和 

Sunday, March 19, 2006, 11:07 PM ( 44 views )
 ある大きな現場で、数ヶ月大工さんと共同生活をしていた事があります。

 素朴で丁寧な手をもつ素敵な大工さんでした。

 ある日、彼と共同生活をしているアパートへ仕事現場から帰ってくると、アパートの外の階段が新しくなっていました。

 私が、疲れた足取りでそのステップをよろよろとのぼった後ろで彼は叫びました。

「えっらい、傾いた階段だな!」

 えぇ?そうだったかなと、一旦登り終えたその階段に戻ってみると、確かに傾いている。

 外の階段だし、コンクリートを適当に盛ったのかも知れません。雨水が溜まらないよう、わざと勾配をつけたのかも知れません。

 疲れていたのは確かにそうなんですが、足の裏の水平感覚って屋根の上が日常の板金屋には無いのかも知れないな、なんて思わされたエピソードです。

 足で、微妙な水平具合を見ることは出来ませんが、屋根の上に長時間いても疲れないのが板金屋の足です。

 何かに特化すると何かを失ってしまうのかも知れませんね。

 そういった、何気ない職人の特徴っていうのが実は、積み重なってプロの技足りえるのかも知れません。

 板金屋が大工の真似事をして床を仕上げようとしても上手く行かないのでしょうね。

 もちろん、同様に板金屋以外の職種の人が板金屋の仕事をしても何なりと不具合を生じさせてしまうのでしょうけれど。

 ”もちは餅屋”という言葉が昔からありましたね、日本には。・・・そういえば、昔から。

林田 憲和

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